2019年03月02日
宗派ごとに異なるので天台宗の葬儀のマナーを知る
仏教といっても、宗派には様々なものがあり、それぞれ葬儀のスタイルやマナー等に違いがあるので注意することが必要となります。多くの方が信仰している仏教の宗派の一つの天台宗にも葬儀に特有のマナーがあるので、これから出席する予定のある人は、しっかりと基礎的な立ち振る舞いを覚えておくことが肝心となります。
天台宗は平安時代のころに最澄によって開かれた宗派であり、その歴史はかなり長いものとなっています。この宗派の葬儀においては、その教えに基づいて顕教法要、例時作法、密教法要の3つが大切にされることとなります。
天台宗が掲げている経典は法華経と言われており、顕教法要では法華経を唱えて日々の事を悔い改めていくことになります。葬式の際にはお茶をお備えするという特徴もあります。宗派によって焼香の仕方などにも違いがあるので、基本として押えておくと安心です。焼香は基本的には3回行うこととされており、合唱後に右手の三本の指でお香をつかんで、その右手に左手を添えて額に持っていくようにして行います。数珠にも特徴があり、一般的なもので使われるような丸い球を連ねたものではなく、楕円形の形をした平らな数珠を使用することも特徴です。