2016年12月22日
把握しておきたい忌明け後の年忌法要の基礎知識
仏式の場合、葬儀が終わった後に7日ごとに初七日などを営むことは正式となっています。これは亡くなった後もしばらくの間はこちらの世界とあの世をさまよっていて、7日ごとに前世に行ったことへの審議が行われるとされているからです。この日には遺族が読経などを功徳を積むことで、審議の結果も軽くすることができると考えられています。7回目の審議が終わる四十九日で故人は家を離れるます。そこで四十九日は忌明けとも呼ばれ、特に重要な日となっています。
現在ではこの初七日から四十九日までを忌日法要と呼んでいますが、初七日の後は四十九日だけを営むことが多いようです。年忌法要は亡くなってから1年後の一周忌から始まります。一周忌の後は数えで3年、満2年の三回忌、以後七回忌、十三回忌と続きます。この年忌法要の基礎知識として把握しておきたいことは、は一周忌、三回忌までは盛大に行うことが多くなっているということです。その後の七回忌以降は身内だけで営むというのが一般的です。
そして三十三回忌は弔い上げと呼ばれており、これをもって最後のとすることが多くなっているということも覚えておくと良いでしょう。当日は僧侶を呼んで読経そしてもらいます。そしてその後は招待者と一緒に行う会食は大きな柱となります。檀家である場合はお寺で読経を行ってもらい、会食は移動して行うということが多いようです。これは遺族にとって区切りとなる日を営むことでだんだんと悲しみを癒していくという目的もあります。